七五三の男の子の着物の織り方と模様

七五三の男の子の着物はとってもかわいらしいですよね。私の町でも毎年この時期になると着物を着た男の子がお父さん、お母さんに連れられて歩くところがあちらこちらで見うけられるものです。男の子の着物には種類があるのでそれについて今回は説明していきましょう。

まずは羽二重(はぶたえ)です。

これは、平絹(へいけん)と呼ぶ人もいるようです。とても平らで滑らかな絹で織られている織物です。それは撚(よ)りをかけない生糸で作られているからなのです。風合いがまるで鳥の羽のようにふわふわです。これを織る工程で、筬(おさ)に経糸(=縦糸)2本を通していくのです。羽二重は厚手のものと薄手のものがありますが、厚手のものは主に男性用です。薄手のものは裏地などに使われることが多いようですよ。福井県は一日中同じような気温です。ですから、羽二重には絶好の地域なので、羽二重といえば福井といわれるまでになりました。

熨斗目模様(のしめもよう)についても説明していきましょう。

これは染め織りにかかわらず、幅の広い模様のことを指しています。これは生まれたばかりの赤ちゃんのお宮参りの祝着の時や5歳の男の子の七五三の着物に使われていることが多いようです。

また、お宮参りの祝い着を、熨斗目とも呼びます。

男の子の熨斗目には、兜、鷹など男の子にふさわしい、豪華で厳かなイメージの柄が描かれることが多いです。女の子の熨斗目であるならば、手まりや小鼓を中心に据えて、周りを花で飾るなど、美しくかわいらしい柄となっています。

上では、羽二重や熨斗目を紹介してきましたね。

このほかにも見ているだけで楽しくなるような織り方、模様がたくさんあるのですよ。着物の模様は固定されているものではありません。着物の種類によって、同じような模様であっても模様の位置を変えたりしてあるので趣があってよいですよ。七五三は日本に古くから伝わる伝統的儀式で、その時に使われる着物には外国の人たちをも圧倒させる素晴らしさがあります。

最近では、洋服が主流になり、着物はめったに着られないものとなってしまいました。しかし、七五三だけは、昔も今も変わらず着物ですから、これを後世に伝えていくよう日本人は努力をしていくべきだと思います。

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